パソコンの魅力は、仕事や趣味などの生活において、日々使用することにより、日々新しいデータや、新しい情報が蓄積できることです。
例えば、昨日更新したデータ、あるいは、今週更新したデータは、仕事においても、趣味においても、現在もっとも重要視される、現在進行形の発展途上のデータと言えます。
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パソコンを日々使用していても、データのバックアップは、意外とは面倒で、ついつい後回しになってしまいます。その前に、バックアップするということは、どういう事かを正しく理解する必要があります。
パソコンの魅力は、仕事や趣味などの生活において、日々使用することにより、日々新しいデータや、新しい情報が蓄積できることです。
例えば、昨日更新したデータ、あるいは、今週更新したデータは、仕事においても、趣味においても、現在もっとも重要視される、現在進行形の発展途上のデータと言えます。
反対に、遠い過去に保存したデータはどうでしょうか。写真などの撮り直しが効かないものは重要ですが、仮に現在進行形のデータのうち、遠い過去に保存したデータは、無いよりは良いという程度で、現在までに蓄積した内容とは程遠く、バックアップとしての意味を成しません。
現在進行形のデータを日々バックアップする方法は、お客様の使用形態によって、さまざまな方法がありますが、あまり多く知られていません。
ここでは今からできるバックアップの方法や、ちょっとした機器を導入するだけで、安全にバックアップができる方法をご紹介します。
バックアップとは、パソコンからデータを取り出し、他の媒体に移動することではありません。
例えば、CD-Rに任意のデータを書き込んで、パソコンに保存されている元のデータを消したとします。データはCD-Rにしか無い状態です。これは、バックアップではなく、データを移動したということになり、バックアップとは言えません。パソコンの中にも、CD-Rにも同じデータが存在するならば、これはバックアップと呼べます。
※但しCD-Rはバックアップ媒体としては、お勧めできません。
多くの方が、安価なバックアップ先としてCD-RやDVD-Rなどの光学メディアに保存をされていますが、お勧めできません。これらの光学メディアはメディア自体の品質のバラつきや、ドライブの性能によって、大きく信頼性に差が出る場合があります。
現在は、ハードディスク(HDD)が非常に安価に入手でき、書き込みも高速ですので、ハードディスク(HDD)にデータをバックアップするのが理想的です。但し、ハードディスク(HDD)の寿命が非常に短いものがありますので、この点も考慮しなければなりません。
バックアップ媒体の 種類 |
評価 | メディア単体の 参考価格 |
バックアップ媒体の 特徴 |
---|---|---|---|
CD-R・DVD-R | × | 約50円 (4.7GB) |
メディアの品質や、ファイル名に制限がある。保管状況により経年劣化して読めなくなる。 |
USBメモリ | × | 約300円〜 (1.0GB〜) |
USBメモリは静電気などの影響で、突然壊れる。 |
パソコンに内蔵されたハードディスク(HDD)の他のパーテーション | △ | 0円 (パソコンの機種による) |
ハードディスク(HDD)が寿命を迎えると、読み込めなくなる場合あり。(ただし、Cドライブに保存するよりは良い結果となる場合もある) |
他のパソコンの共有フォルダなど | ○ | 0円 (2台以上のパソコンでLANが組まれている場合) |
ネットワーク上の他のパソコンにバックアップをしておけば、同時にパソコンが壊れる確率は低いので、バックアップとしては有効。 |
増設した内蔵ハードディスク | ○ | 約5,000円 (250GB) |
デスクトップパソコンの場合、内蔵ハードディスクを増設すれば、バックアップ媒体として有効。 |
USB2.0外付けハードディスク | ○ | 約10,000円 (1000GB) |
外付けハードディスクは手軽で、バックアップ媒体として有効です。 |
ネットワークハードディスク(NAS) | ○ | 約20,000円 (1000GB) |
ネットワークハードディスクは自動スケジュールバックアップ機能などが搭載されているものもあり、小規模オフィスなどに最適。 |
ネットワークハードディスク+外付けハードディスクのミラーリング | ◎ | 約10,000円 +約20,000円=30,000円(1000GB) |
ネットワークハードディスクと外付けのハードディスクを組み合わせ可能な場合が多く、バックアップを取れる。 |
ネットワークミラーリングRAIDドライブ、ファイルサーバー | ◎ | 約80,000円〜 (2000GB) |
もともと2台以上のハードディスクで構成されるRAIDがあれば、ハードディスクが故障しても、もう一方のハードディスクにデータを常に同期。 |
通常のコピーの操作で、フォルダ単位で他のメディアや共有フォルダなどにコピーをします。バックアップするファイルがフォルダ単位で整理されていれば、フォルダごとコピーして、バックアップが可能です。但し、毎回すべてのデータを上書きするため、データの量が多いと、バックアップに時間がかかります。
Windowsの標準機能として昔から添付されている、ブリーフケースは、他のメディアやネットワーク上の共有フォルダなどとブリーフケースの中身を、少ない操作で同期させることができるため、手軽なバックアップを実現できます。
設定は簡単で、同期したいフォルダをブリーフケースにドラッグアンドドロップするだけです。あとはブリーフケースを更新すると、フォルダの中もブリーフケースの中も最新の状態に同期することができます。
また、ブリーフケースを利用すると、仮にバックアップ先が外付けハードディスクならば、他のパソコンで、外付けハードディスクの中を編集して最新版となった場合、その後、元のパソコンにてブリーフケースを更新した際に、パソコンのブリーフケース内も外付けハードディスクの内容がコピーされて自動的に最新の状態になります。
更新した最新版のファイルだけを更新しますので、データが少々増えても、時間はそれほどかかりません。
バックアップに時間がかかると、仕事を中断したり、コピーが終わるのを待ったりしなければならず、ついつい面倒になりますが、ブリーフケースを使えば、短時間で、必要なファイルだけをコピーすることができます。
ブリーフケースはデスクトップ上などで右クリック→新規作成→ブリーフケースで簡単に作成できます。
※他のパソコンでデータを編集する場合は、日付や時計の設定を正確に合わせてください。特に日付が狂っていると、古いデータで新しいデータを上書きしてしまう場合がありデータを失う場合があります。
WindowsのコマンドプロンプトというDOSコマンド(XCOPY)とバッチファイルというDOSコマンドが記述されたテキストファイルとタスクというスケジュール機能を組み合わせることにより、指定した時間に自動的にバックアップを取る設定が可能です。
昨今では、パソコンの電源は常にONになっているということが、当たり前になってきましたので、昼休みなどの休憩時間中に、自動バックアップが実行されるように設定しておけば、少なくとも昼休みまでのデータが、他のメディアに保存されます。
最初の設定は、一般の方にはなじみが無く、少々難しい感じですが、大切なデータの保護の為に、頑張って設定してみてください。
(詳しい設定方法は【自動バックアップバッチファイル作成方法】をご覧下さい)
Windows2000、WindowsXP Proではバックアップツールが標準でインストールされています。(WindowsXP Home も、セットアップディスクから手動でインストールすると、バックアップコマンドが使えるようになるそうです)
バックアップツールは、フォルダの場所を細かく指定することもできますし、バックアップを実行するスケジュールも設定できますので、簡単に計画的なバックアップのスケジュールを作ることができます。
ネットワークハードディスク(NAS、正式にはNetwork Attached Storage)は、LANに接続し、パソコンからLANを通じてアクセスできるハードディスクです。
最近では、このハードディスクにソフトウェアが内蔵されており、スケジュールを設定すれば、自動的にバックアップを取れますし、あるいはUSB2.0やeSATAなどの外付けハードディスクを併用することにより、ミラーリング(2台以上のハードディスクを、常に同期する)機能が搭載されています。
より安全にデータの保護が可能になっていますので、このような機器を導入して、データを保護するのが得策です。
ネットワークハードディスクの中には、ミラーリングRAID(レイド)を搭載したNASがあります。
もともと2台のハードディスクを搭載して、常に2台のハードディスクが同期していますので、片側のハードディスクが故障しても、もう一方のハードディスクにデータが残っていますので、非常に安心です。
ハードディスクが故障してデータを失う可能性を考慮すると、このようなシステムを導入するのが得策です。
弊社では、データのバックアップに関するシステムの導入や、設定につきましても、お客様のパソコンのご利用状況に合わせて、さまざまな対策を講じることができます。
高価な機器を導入するのは理想ですが、現状でもできるバックアップ方法のいくつかあることが、お分かり頂けたと思います。ハードディスクの障害で、データを無くされた方は、特に今後のために、データのバックアップ機器の導入をご検討ください。
パソコンのバックアップ設定が、ご自身では難しい場合、必要な機器をご準備の上、下記の住所までご持参、又は送付いただきます様お願い致します。
お電話等でのご予約無しでご来店の場合でも、その場で無料診断を致しておりますので、お気軽にご来店下さい。
※分解が必要な作業などはお預かり(有償)となります。
【パソコン修理サポート(出張・宅配)利用規約】(PDF版)
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【データ復旧・ハードディスク交換(出張・宅配)利用規約】(PDF版)
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